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プジョー福岡ワークス 木村です。
お盆頃からの長雨が終わったら暑さもひと段落しましたね。
北国出身としては、暑さを運んで行ってくれて助かりました🎵
この仕事に就いてかなりの年月が経ちますが、どこに行っても聞かれるのが「燃費」です。
なかでも「普通に乗っているのにカタログ値に遠く及ばない」という問合せが多いですね。
同じ車両でも、お車の状態・季節・時間(日中か夜間)・天候によっても変化しますが、
一番変化するのは「乗り方」です。
上の画像は社外品ですが、燃費計です。
表示内容は
走行距離 145.490km
使用燃料量 28.57L
エンジン稼働時間 4時間50分14秒
整備士になったのはレースがしたいからと単純な理由で、趣味でモータースポーツを続けているのですが
中でも耐久レースに特に力を入れています。
耐久レースって速さだけではなく燃費も相当重要なんです。
例えばコース上で2秒稼ぐのは相当大変で、2秒稼いで前の車に追いついても抜くのも大変です。
ですが、給油の為のピットインで2秒ロスすることは簡単なんです。
その給料の2秒をロスしないように燃料の消費量を減らし、かつラップタイムを最大限落とさない努力が必要
となります。
散々テストして、実戦で得たノウハウを蓄積し続けています。
一部ですけどすぐにでもできる燃費向上の乗り方があります。
●アクセルを踏み直さない
アクセルペダルを踏んだ瞬間、通常より多く燃料を噴射するようにプログラムされています。
それは、パワーが欲しいからアクセルペダルを踏んだドライバーがストレスを感じないように
わざと多く燃料を噴射して反応良く感じるようにしています。
ということは、一度踏んだアクセルペダルはなるべくそのままの位置で踏んだ方が良いのです。
踏み直したり、少し多く踏んだりするだけで余計に燃料を消費しています。
●停車する前の減速 → なるべく手前からアクセルペダルから足を離す
いわいるエンジンブレーキがかかる状態にすることです。
この時エンジンの回転数がアイドリング付近まで落ちてくる間、燃料の噴射を止めています。
惰性で減速しながら走ってはいますが、全く燃料は消費していないのです。
次の信号が赤になりブレーキペダルを踏む直前までアクセルペダルに足が乗っていると、
余計に燃料を消費してしまいます。
スムーズに運転すると燃費も良くなると考え方もできますね。
興味のある方、試してみませんか???
※細かいことを言うと、気温が高くなると液体も膨張しますので同じ満タン50Lでも重量が
違うのは想像できますよね?ということは燃費も変わってきますよね???
とある乗用車で満タン後にガソリンを全て抜いて量を計測した後にガソリンを冷やし再度給油した所、
2.5L多く入ったという経験もあります。
※車種によって違いがありますので、全ての車両で同じ効果が出るとは限りません
※乗り方によって変わるということは、個人差があります。
保証は致しかねます。